リハビリテーション看護師の仕事と専門性〜看護師がしていることは他の人にもできる?!

皆さんはリハビリテーション看護師とはどのような仕事をしていると思いますか。

まず、リハビリって、動けない人が少しずつリハビリを受けて動けるようになる…それにはリハビリの専門の療法士さんがいますよね。

えっと理学療法士、作業療法士、言語聴覚士…他には何か専門のリハビリの人がいたかな。あれ、動かないところを訓練でよくする人がいるのに、看護師って何するの、と思われませんか。

看護師って何してるのでしょう。

私の職務経験からお話ししますと、患者さんを起こしてトイレに連れて行き、食堂へ食事にお連れして歩くときに一緒について歩いて、着替えを手伝って、お風呂に入る手伝いをして患者さんをベッドに寝せて、お薬をあげてナースコールで呼ばれたらすぐに駆けつける、など行ってました。

もちろん寝たきりの人のオムツを変えて体の向きを変えて…このような業務が8〜9割を占めます。リハビリでできるようになったことを病棟内で定着できるように日々取り組んでいました。

残りの2〜1割が、採血、注射、マーゲンチューブ挿入などの医師の指示に基づく医療行為、他職種との調整、家族とのコンタクト、などでしょうか。それをしたとしても、ほとんどが患者さんの対応で一日が終わります。

(注:ここでは環境整備やシーツ交換などの清潔な環境を整えることは看護の大前提なので割愛させてもらいます。)

またまた、えっ、それって殆どすること自体は看護と介護一緒じゃないの、と思いませんか。

答えはほぼ「イエス」です。

実際に私が働いていたリハビリ専門の病院では、看護師対看護助手(介護福祉士含む)の割合が2:1でした。看護師のすることと介護福祉士の人もすることは同じでした。

ではここで、リハビリテーション看護師の専門性って何でしょう。

今回はそこを掘り下げていきたいと思います。

もちろん先程申し上げたように看護師の医療行為はあります。

しかし医師の指示に基づくもので、万が一看護師の医療行為で訴えられることがあってもほぼ医師と連名で訴えられることが多いのです。言い換えれば医師にもできること、となります。

けれども、職種の業務の線引きがある中で、看護師が行っていること。

それは「患者のベッドサイドに一番近くにいて心身ともに常に変化がないか観察、チェックしている」ことです。

患者さんのいい変化も悪い変化も、つまりちょっとした異変も急変も、病気の視点から異常かどうかを24時間交代で常に観察、判断し医師に報告しています。

結局、これはどの看護領域においても同じことです。基本中の基本です。

ですが急性期を脱し病状が安定している患者に毎日接し、同じことを介護福祉士やリハビリ専門スタッフも含む他職種もしているのですから同じようにみられるかもしれませんが、持っている視点が違うのです。

そのうえで、安全、安楽を軸に、可能な限り患者さんの自立を促していく。

ベッドで寝ていたら、少しでもベッドから離れた生活に変えていきます。

リハビリテーション看護師はナースコールに追われながらも、心身の変化に注意を配り、患者の自立を促しています。